欅坂1stアルバム「真っ白なものは汚したくなる」が良曲揃いの名盤だった話 後編(3)
やっとラストです...。
一曲ずつ書くのって大変ですね 〜、特にアイドル楽曲はジャンルも色々だし完成度がかなり高いので普段聴いている楽曲より書くのが難しかったです。その分楽しさもありましたが。
前回の。
ということでTYPE-B、DISC2、8曲目。
永遠の白線
ひらがなけやきの楽曲。誰跳べと比べるとだいぶ上品なアレンジ。
ド頭から印象的なサビ。このサビ曲中に4回あるので一回聞いただけでも頭に残ると思います。(笑)
基本的なメロディはストリングスとピアノ、そして終始鳴っているエレキギターとアコギ。王道Jポップで使われている楽器陣。ギターのカッティングがサビ中、Rで鳴っているんですがめっちゃかっこいいですね〜。サビ終わりのこの曲のリフもギターです。
Aメロ、アコギバッキング中心に展開。
Bメロ、で、デターーー
奇声をあげながら、で笑ってしまうけど、まあこのリズムは昭和歌謡から受け継がれているもの。ありがちで分かりやすい。ロックバンドがこれやりだすとクソダサいって言われる。(ごめんKEYTALK、良い意味だから)
実に邦楽らしいダサさなんだけどアイドル楽曲には欠かせない。このリズムで盛り上げてからのまたサビ。それを繰り返し展開していく楽曲。
でもやっぱり印象的なのがサビの歌メロ。覚えやすいメロディがすごく心地良い。だけどコード進行は普段あまり使われないものです。
サビのコード進行は4321進行、全音下降、サブドミナント→トニックを繰り返す単純なコードに近いけど、解決に行くコードこの曲のKeyでもあるF#に落ちる前、ドミナントであるC#を挟むことで解決した時の音がより印象的に着地するようになってる(めっちゃ早口)
まあ要するにリズムは前述した通り王道かつアイドルソング的なんだけど、コード進行は普段使われない珍しいものを使っていて、頭に残るように作られてる、ってこと。
4321進行って普通は曲の終わりとかに使われているもの。この曲聴いた時、最初から結末感を感じた人もいると思いますがそれはこのコード進行だから。
説明が難しいから次行こ。(放棄)
バレエと少年
156の楽曲、可愛い感あるけどめちゃくちゃロックな一曲。(音はね。詩は可愛い)
完全にUKロック、ブリティッシュロック、後期ビートルズぽさもありつつ70年代のQUEENぽさもある。というかブライアンメイのギター少なくしてストリングス足した感が腑に落ちる。
作曲誰〜〜〜って思ったら渋谷川の中村奏輔さん...。一行だけのエアメール書いといてこういう曲も書けんのかよ...。大好きだよ中村さん...っていう気持ち。
(アイドルにハマってわかったけど、こういう風にジャンル問わず作曲してらっしゃる方々の引き出しの多さには本当にびっくりする。)
しょっぱなBメロから始まります。(この言い方、音楽的には間違っていますがわかりやすいようにサビ前の『隣に住んでた〜』はBメロにします)
オーバードライブ効かせたギターとピアノ、ストリングスで展開、サビへ。裏でギターピロピロ鳴ってますね〜、そして終始スネアの音が目立ちます。Aメロはピアノをスタッカートに。途中からベースが入りますが、このベースがすごくかっこいい。
間奏、ピアノとストリングスを刻みながらギターソロ。
二番のBメロ、一番ではギターの音から入っていたのに、二番からストリングスが主役になります。これがかなり面白くてこの曲のミュージカル調、というかドラマ性が感じ取れます。
Cメロ、ギター一本は歪み効かせてブリッジミュート。ヘビーロック感。
ラスサビ、拍子変わります。今までスタッカートで刻んでた音を全てリバーブ深めで空間を作ります。
最後の音、みんな!覚えてるかな??そうsus4コード、この曲の一番最後の方でしっかり使われています。一回音を浮かせて着地させてます。
完成度高い曲ですね〜〜個人的にかなり好きな曲です。
前述したビートルズ感はこの曲が雰囲気似てるかな〜という印象。
(イヤホンとかで聞いてね。ドラム左に全振りだから)
最近のアーティストだとビッケブランカがそれっぽい。この曲本当にそれっぽいから聞いて笑
はい!ということでアルバムの新曲を個人的主観で書いてきましたがやっと終わりました。楽しさもありつつ苦行みたいでした...。
でも反省点があるとするなら、その時の気分で圧倒的に文字数が違うことです笑。いやもっと語ることあるだろ!!みたいなのも今読み返せばたくさん...。
まあこれ以上は苦行なんでやめます。また欅の新曲が良かったら書いていきたいと思います!!!!!
終わり。