【イベントレビュー】欅坂46 欅共和国についてテンション高めで語る(前編)
アンコール「WーKEYAKIZAKAの唄」、客席照明が落ち、欅共和国はまるで生命が宿ったかのような緑色の淡い光に包まれた。それはただのサイリウムの光だろうか。それはただの演出が織り成した産物だろうか。何にしろ、見た者の感情を高ぶらせる奇跡の瞬間だったに違いない。
はい。エモいものを見るとこじらせるタイプ、ミヤザキです。
さて〜〜〜〜!!!(ずみこ)
欅共和国2017二日間行ってきました!!!!
場所は富士急ハイランドコニファーフォレスト!
単刀直入に言います。
最高のライブでした。
正直言うと、初野外とか絶対最高じゃん!!という先走った気持ちだけで、確証も何も無しに勢いに任せてチケットを申し込んでしまいました。それを後悔しながら数日過ごし、二枚とも当選。
嬉しさ半分、マジか...という気持ちになってしまいました。場所も場所だし、二日間遠征はしたことがなかったし、一緒に行く予定の友人とは気が合わない(?)ので、これは大変だゾ〜〜と、楽しみよりそれが優っている状態でした。
さらに当日、気が合わない友人(?)は寝坊、渋谷で待たされる事案。そのあとも雨に少し打たれたり、ずみこは予想通りだったけど、米さんも学業でお休み。小林由依タオルを肩にかけていたら、知らないおじさんにこばゆい推しですか〜〜と挨拶も無しに急に声をかけられ、重度の人見知りの僕はただただ狼狽してしまい、思わず逃げてしまう出来事があったりと。はっきり言って辛い状態でライブに挑みました。
しかし、そんなことはどうでもいいことだったと気づくことに。
Overture前のオープニングアクト、え?Overture無いの?と思ったのも束の間、メンバーが軍服のような衣装に身を包みフラッグダンス。欅共和国を象徴とする旗を掲げます。平手さんは指揮棒を振り上げ、会場は一気にその世界観と圧倒的なかっこよさに飲み込まれました。
欅共和国という題が発表された時、いやいや笑、ダサいけど、まあ良いんちゃう??笑、みたいなオタク特有の反応をしてしまいましたが、欅坂チームの全力で世界観を作ってくるスタンス、衣装、パフォーマンス、それを表現するメンバー。
す...す...好き〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!ってなりました。
Overtureが始まり、先ほどのオープニングから鳥肌が止まらないのに、何度も聴いたそれが鼓膜に届いた瞬間、鳥になってしまうのでは??と思ってしまうほど鳥肌。ボルテージは最高潮。
そして一曲目。
「サイレントマジョリティー」
泣いてしまいました...。何度聴いても、何度そのパフォーマンスを見ても色褪せない。SOLのとーやま校長のブログに、曲が育つ、とか書かれていましたが、全くその通りです。ステージ前には水柱の装置、メンバーはずぶ濡れになりながらも圧巻のパフォーマンス。
二曲目の世界には愛しかないでは、渡された風船を志田さんの飛ばせ〜〜〜で空に飛ばす演出があり、曇り空なのに虹がかかったようで、うわ...最高...と呟いてしまいました。
(ここで何故か絢香の「みんな空の下」の歌詞、”曇り空まで晴れにしてしまう”が脳内に流れる)
そのあと、二人セゾン、という有明ワンマン怒涛の表題三連打(必殺技)をオープニンウアクトにするというトリッキーな技を受け、混乱状態の僕に浴びせてきます。HPは早くも赤でした。
MCに関してはやっぱりひらがなちゃんが上手いです。盛り上げ上手というか、くみちゃんを中心に宙に浮いたのをしっかり落とせる印象。漢字は勢いとゆっかーのたじたじしながらも丁寧で好印象しかないMCでほんと好き。
オトシン衣装でのエキセントリックがよかったですね〜〜!エキセントリックのパフォーマンスがさらに磨かれていました。かっこいい。オトシン衣装暑そう。タイツじゃなかった。
カタミラからのダンストラック。漢字とひらがなの応戦が楽しかった。きょんこのダンスソロ、すずもんのキレッキレのヒップホップダンス、それをねるちゃんがなんか仲裁して笑顔で二人とハイタッチしてた。文字で見ると流れハテナだしシュールだけど、最高だったんだよ...。ダンストラックに関しては実際ライブに行かないと分からないから実際行って見て欲しい。すごくかっこよかった。
そして、カップリングで終わらせる曲の厚さよ...。誰跳べはやっぱ盛り上がります。最高潮の盛り上がりを残したままメンバーははけていき、オープニングアクトの格好で再登場。(詳細は後編で書きます)そして、アンコールへ。
「誰のことを一番愛してる?」
!!!!????あれ??このイントロ??え??なんだっけ、なにこれイントロドン??あ...えっと...ピンポン!!誰愛!!!!うわああああああああああ。ってなりました。
正直、誰愛のMVが世界観よく分からなくあまり見ていなくて(曲は好きですが)一瞬戸惑いました。坂道AKBの誰愛は個性VS個性で形がいびつな石を積み上げていってギリギリ倒れないようなその絶妙なバランスが好きだったんですが、欅verの誰愛は様々な石を四角い箱に間が開きつつもみっちり詰めたそんな印象。揃っているのはもちろん、平手さんを中心に欅坂というモノが多いに主張してました。
そしてこれは二日間行って思った感想だけど、坂道AKBに参加したメンバーがそれで披露した時よりもパフォーマンスよかった気がしました。伸び伸びって言う表現は違うけど、TAKAHIRO先生の指導の元ずっとやってきて、それを「欅坂」で表現する、ということの大きい意味をまた感じました。
そのあとに不協和音。不協和音に関しては二日目かなりよかったので二日目編で書きます。そしてMC挟んでWー KEYAKIZAKAの唄。
大感動。あっという間の時間。エモすぎる。最初のマイナー感情どこへ消えた。これがアイドルの力。
気の合わない友人(?)とも泣きながら二時間くらい良かったところを喋ってしまいました。
ツイッターを開いて、アルバム曲無しという文字を見て、ああそうだった!とまるで小さい出来事を思い出すかのように驚きました。欅共和国に向かう車中で、必死こいて新曲を聴いていたことも思い出しました。あの世界観にサイマジョから神曲の連打だったので思考する余裕なんてありません。
新曲無しと気づいてゾッとしました。欅坂はまだ、技を隠しているのか...と。既存楽曲でこのクオリティ。32人で坂組、でも今回は30人。それでいてこの感動とエモさ。
32人揃った時、新曲を披露した時、欅坂46はどうなっているのか、それをみた自分はどんな表情なのか、ワクワクが止まらないし、「欅の今」を見れている自分は本当に幸せ者だな...と感じました。
後編へ続く。