「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」ネタバレあり感想!まだ見てない奴は絶対に見るな!!!!劇場へ走れ!!!
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」
観ました!!!!!!
1回目は感情に身を任せて観たので2回目冷静に観てからブログ書こうと思ったのですが、一日中アベンジャーズのこと考えちゃってしょうがないので殴り書きです。気分は一目惚れして恋文に筆を走らせる大正時代の若者です。はい。
まずは鑑賞中の感情を表したグラフをご覧ください。
あとちょっとで死。(真ん中らへんとか適当です)
ルッソ監督の「悲しみに備えて」発言で防弾チョッキを着用したのにも関わらず胸に銃弾が当たった感触。席立てずにはぁ...と一息ついて周りを見渡したら何人かその状態の人が居て、サノス、いやルッソ監督おそるべし...!!って思いました。
さあ、ここからネタバレありで感想書いていくよ!!観てない人は劇場へ走りましょう。
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1、オープニングが悲しすぎて逸脱。
オープニングは予想通り『マイティ・ソー/バトルロイヤル』のエンドクレジット後の映像から繋がる描写から始まりました。
『マイティ・ソー/バトルロイヤル』で「ソー」は、なんかヤバイ姉「ヘラ」の圧倒的力でハンマーを壊されるし、父ちゃん死んでるし、バトルロイヤルとか言う地下闘技場みたいな所で見世物にされる始末。
そこで偶然にも「ハルク/ブルース・バナー」と再開を果たし、「ヴァルキリー」と「ロキ」を連れて”リベンジャーズ”を組みます。「ヘラ」と死闘。ソーは雷神としての力を覚醒させるも力の差は歴然、倒すには「ラグナロク」と言う災害みたいなもんをぶつけるしか無く、アズガルドは滅びます。しかし”アズガルドは民”と言う名言のもと、アズガルドの人たち連れて旅客宇宙船で地球へ向かっていました。
そんな中サノス軍団に襲われ、アズガルドの民、全滅.................。
悲しすぎる...。
映画『アベンジャーズ』でトニーが「we have a Hulk!」って言ってたんですけど、そのセリフを今作ではロキが言うんですよ。これサイコーでしたね。そんな最終兵器「ハルク」をもボコボコにするサノス。圧倒的恐怖!笑
ソウルストーン持ってそうと予想していたヘイムダル(好き)も無残に...。
そしてロキ。兄であるソーが殺されまいとインフィニティストーンを差し出し、いつも通り相手を欺きながら近づきサノスを殺そうとしますが失敗。ソーの目の前で殺されました...。ロキらしく、そしてかっこよかった。(ダークワールドの時みたくしれっと復活してくれ...、サノスにそんなペテン通用しなそうだけど...。)
ソーもボロボロ。冒頭10分満たずに観ているこっち側はサノスの強さに慄く事になりました。
2、トニーとストレンジ、似た者同士の共演。そしてスパイダーマン。
トニー・スタークとドクター・ストレンジは境遇は違えど性格とか天才的な所が似ています。一方は科学と機械の力を駆使するのに対しもう一方はファンタジー要素満載の魔術ってところも好き。
そんな2人ががっつり一緒に居て、衝突しつつ、最後にはストレンジがトニーをかばい石を差し出すという展開。アツい。
トニー、というかアイアンマン。ナノテク仕様のスーツがかっこよかった。メカメカしい方が好きだからな〜とか思ってたのにブラックオーダー戦はうおおおおおおお!!!ってなりました痺れました。
対してサノス戦はガジェット色々使うのに全く演出が映えない。これがルッソ監督か〜〜〜となりましたね。サノスだからこういうアクションなんだなと思いました。サノス主人公視点だと効いてない攻撃を映えさせる意味が無い。サノスの圧倒的力を見せつけるためのそれ。最初のブラックオーダー戦のかっこいいアクションが効かせてます。
そしてストレンジ。単体作品観たとき、いやこいつチートやんけ!こいついれば何でも勝てるわwwwwとか思っていたのにサノスはそれ以上に強かった...。笑
大活躍するも、最後は"人の心"を持っていたストレンジの負け。トニーが殺されそうになっていたのを観て石を渡してしまったわけです。それに対しサノスは目的のために愛する人をも殺める。そりゃ強いよな。
スパイディのスーツも新調!『スパイダーマン/ホームカミング』のラストで「ピーター・パーカー」にあげる予定だったトニー設計の”アイアン・スパイダーマンスーツ”。
蜘蛛の脚が出る仕様ホントかっこよくて好き。
カッコよくて一時期ロック画面にしてたからテンション上がった!!でもやっぱりサノス強すぎてそんなに映えなかったから単体作品でいっぱい見せて欲しい。
3、ガーディアンズは相変わらずサイコーな奴らだった!
登場した時の安堵感は実家最寄駅プラットホームの様。涙
あいも変わらずアホな会話しているしグルートは反抗期だし。そこに合流するのが傷心のソー。まるで仲の良い家族が捨てられた犬を拾う様。涙
個人的にはピーター・クイル、というかクリプラがクリヘムの低い声を真似たところがサイコーだった。笑
ずっと楽しいんだけど、緊張感も孕んでいたんですよね。サノスに何もかもを奪われたソー。妻と子の仇をうちたいドラッグス。そして義理の娘、ガモーラ。
「サノス」という固有名詞を皮切りに若干空気が変わります。それを感じ取れないピーター・クイル。それがシュールなセリフの応酬の中、笑いながらも苦しかったです...。涙
4、ソー、ハンマーを作る。
最初ガーディアンズとの会話で「ハンマーを作る」とか言い出した時、正直「いや父ちゃんが”ハンマーはお前の力を抑えるものだ”とか言ってたじゃん、雷神頑張れよ!!」って思いました。笑
でも、ロケット&グルートと出発してソーが「俺にはもう失うものは無い、サノスを殺すだけだ」と涙を流したところで思わず泣いてしまいました...。
ソーってアベンジャーズの中でも破格の強さなんですがどこか弱々しかったんですよね。それが『マイティ・ソー/バトルロイヤル』で父ちゃんであり道しるべだったオーディンを失ったことで自分で道を切り開き神として、王としての風格を手に入れて、最後ヴァルキリーに「王の席よ」と言われるまでに信用も勝ち取った。
それなのにサノス軍団に滅ぼされたんです。怒りとか言ってたけど、それは多分、アズガルドの民、仲間、弟を守れなかった自分自身への怒りを感じてなんじゃないかなとか勝手に思って泣きました...。(いや『マイティ・ソー/バトルロイヤル』めちゃくちゃ好きなのかもしれない自分)
(ところで、ヴァルキリーどこ行った。映ってないけど、殺されたのかな...つら...)
それと対照的にロケットは「俺には失うものが多すぎる」。
これ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。号泣
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』2作品で”家族”となった彼らに降りかかったサノスという強大な壁。ガモーラからすればいつかは立ちはだかるだろうとか思ってたハズだし、ドラッグスも、そしてネビュラもサノス殺そうとしてるし。
戻るけど、「サノス」の固有名詞で空気変わって、ピーターは何も感じ取れずソーと張り合ってたけどロケットは割と静かだったんですよね。ソーに「船長はお前か?」って言われてジョークを言う程度。最初はジェームス・ガンがセリフ監修したとは言えキャラブレなのかな〜とか思ってたんだけど、咀嚼したらこれ色々感じ取ってたんじゃないかな、とか。じゃないと「俺には失うものが多すぎる」なんてセリフ出ないと思う。
ロケットはすげーーーー良いやつなんだよな。
そしてハンマーを作るわけですが、その時のソーの自らを犠牲とした行為にまた泣きました。ソーの姿を見てまさかの反抗期グルートも心を打たれ行動します。
いや、良い奴しか居ねえ!!!!
この3人の場面。サノスを感じつつ基本的にソーの成長物語みたいなところあって、全編に渡ってサノスが主人公ではあるけど、このパートだけなんか違く見えました。
そのあとのワカンダ大合戦への合流の仕方な〜〜〜〜!!!!
ヒーローだったよ!!!!!!!!!!!!
5、ガモーラ.....................
今作の主人公はサノスです。その主人公と一番近い位置に居るのがガモーラ。もう1人の主人公と言っても間違いないと思います。
そんなガモーラはピーターに「もし私がサノスに捕まったら殺して」と言います。
苦しい...本当に...。どんだけガーディアンズオタクを苦しませるの...。涙
そして2人は初めてキスを交わすんですよ....................。
そのあとのドラッグス................爆笑、サイコーだよガーディアンズ!!
ソウルストーンがある場所にまさかの「レッドスカル」登場。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のヴィランでありヒドラ創設者。いやびっくりしたけどサノスと並べると小物感がすごくて笑っちゃいました。笑
そのあとの展開はマジで笑えない。
サノスは目的のため、愛する娘であるガモーラを殺めます...。(頼むから生きててくれ)マジで俺がぶっ殺してやるサノス...と思ったのも束の間、サノスは実に人間味のある表情で泣くんですよ。それ見てなんか泣けちゃったんですよね。「ジョシュ・ブローリン」の演技力もあって、サノスという人物が見えた瞬間でした。ここで、ああこれ、サノスの物語だ、となりました。
6、ワカンダ大合戦
「ワカンダフォーエバーーーーーーーーー!!!!!!」
ホントにテンション上がりました。笑
ビジョンから石を外すため、環境が整っていて、かつ天才シュリが居るワカンダへ行くキャップ御一行。
そこに現れるブラックオーダー。
とにかくアクションが素晴らしかったです、サイコーでした、脳汁出ました。やっぱりたくさんのヒーローがごちゃごちゃしながら戦ってるの楽しい。(ごちゃごちゃでも見やすくなってるMCU作品だからこそ)
ここで注目したいのが「ブルース・バナー」です。
!?
まんまと予告に騙されましたね...。
本編ではハルクバスターでした。予告でハルクバスターも映っていたので、まさかハルク状態でハルクバスタースーツ着るのか?とか思ってました。笑
終始『マイティ・ソー/バトルロイヤル』のどこかおちゃらけてる可愛いブルース・バナーで、いやサイコーかよってなりました。
ハルクになろうとしてもハルク自身がサノスに恐怖を抱いてしまい最後まで出て来ません。お預けです。これってつまり、次回作でハルクが恐怖を乗り越えてサノスに一発ぶちかましてくれるフラグでしょ。ハルクのリベンジ物語でしょ。想像するだけでテンションぶち上がる...。(ただの妄想)
キャップの新しい盾の戦い方については次回作を期待!!!(ただの鈍器にしか見えなかった笑、またピンボールみたいにジグザグ動く盾とかコンビネーション攻撃が見たい)
そして今作はワンダがひたすら良いですね。良い子だし、強いし、可愛いし。
ヴィジョンを演じているポール・ベタニーとエリザベス・オルセンは美男美女カップル。おめでたい。おめでたい...(そのあとの展開)
7、タイタンでの戦い
トニー、ストレンジ、スパイディ組にガーディアンズ(3人)が合流。
合流する前の勘違いの戦いでこの3人相手に割と拮抗してたガーディアンズに驚いた。いつも通りガジェット使いながら戦闘慣れとチームワークで制していく感じ。
そしてサノスを前に連携プレイ!!
ワカンダ大合戦はごちゃごちゃ迫力大バトルだったのにタイタンでは緻密な連携プレイで、いやアクションの引き出し多い〜〜すごい〜〜楽しい〜〜〜ってなってました。
とくにストレンジがサポート魔法使いになっていたのが良かったです。魔法陣みたいな階段を登って段差を作り高いところからピーターが攻撃したり。
最後はマンティスがサノスの動きを止めつつガントレットを外す作戦。
ここでピーターがやっちゃいます。悪く言えば戦犯...。サノスの言葉に怒ってしまい作戦は失敗。
でもやっぱピーターはここで怒ってくれる奴なんですよね。
宇宙の半分が消滅しようが、サノスが目的のためならなんでもするやつだろうが、ピーターはただ、”踊れる女”だったガモーラを想って怒ったんですよね...。これ、見てるこっち側の気持ちも背負ってくれてる気がしてホントに泣きました。
そしてトニーも、シビルウォーでどうしようもない怒りをぶつけてしまいました。
タイタンの戦いで2人が共闘してる意味。
てかIW、ガーディアンズが物語の中核を担ってたなあ。
8、ラスト
タイタンからワカンダに移動したサノス。
キャプテンらが必死にヴィジョンの元へ進むサノスを止めようと頑張りますが圧倒的とからでねじ伏せます。この演出が本当に主人公的。サノスの野望を邪魔するヒーローみたいな構図。
その中ワンダが究極の選択を迫られます。ワンダにとっては大きな代償。
考えてみれば、トニーはペッパーとの約束みたいなものを破って宇宙を救おうとしてるしストレンジが居なかったら死んでいた。それも彼の払う代償。
ピーターはガモーラに殺してと言われ、リアリティストーンで作られた幻覚でしたが実際に引き金を引いた。代償を払おうとした。
ティ・チャラもわざわざ狙われるであろうヴィジョンを置いて愛すべきワカンダを戦場にした、オコエが「この国は終わりかも」みたいなこと言ってたし。(正確なセリフ忘れた涙)
(今作ではキャップのそういう面が見えなかった印象なので次回作は主軸に動いてくれる気がする。)
ルッソ監督はこの映画の最重要テーマとして『ヒーローとしての代償』をあげています。
そして敵であるサノスも目的のため、代償として愛する娘を殺めた。
いやーーー、考えれば考えるほど深いよこの映画。ただのお祭り映画じゃないよこれ。
ラストシーンは賛否あると思います。正直え.....ってなって泣きましたからね...。笑、つらい
でもここまで綺麗に今までの映画のキャラクターを1つの映画に落とし込みつつサノスというヴィランを魅力的で怖くて強く描ききったという点。
ルッソ兄弟監督、大好き...最高...ありがとう...。
そしてそんなサノスをどう負かすか。だいたい目的を果たしたサノスと戦うのか。残ったヒーローたちは現状にどう向き合うのか。ロケットはガーディアンズ唯一の生き残り。ネビュラも気になる。消滅したメンバーはどこに行ったのか。(メタ的だけど次回作あるし死んでないと思う。頼む。としたら違う次元なのか、アントマンで出てきた無の世界なのか)
あとは今作で出てこなかったアントマン、ホークアイ、キャプテンマーベルがどう動くか。
あああああああ!あと一年!!!生きる!!!!素晴らしい映画でした!!!!
雑に殴り書き、2回目見たら追記するかもしないかも。