ミヤザキのひとりごと

好きなものに関してああだこうだ言う

【映画感想】三度目の殺人(ネタバレあり)

 

ダンケルクの感想、書こう書こうと思っていたら日が経ってしまい、その間に三度目の殺人を見てしまって考察が捗ったので先に書くゾ。)

 

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端的に言うと、難しくて素晴らしい映画でした。

 

是枝監督ならではのローテンションで展開していく作風、そして物語を着地させずにエンドロール。

 

好き嫌いは別れると思いますが、僕は大好きです。はい。

 

退屈な展開が続いた中で、この映画の本質三度目の殺人というタイトルの意味に、個人で解釈出来たとき、この映画の深みを知ることになるんじゃないかな〜。

 

下半期に見た邦画の中じゃかなりミヤザキ評価高いです。何様って感じだけど。戯言です。観て損は無いです。

 

ということでネタバレありで感想、というか考察書いて行くぞーー!!

(見る予定の方はまず劇場へ。見ない人はこの記事で映画館へ行きたいと思ってくれたらうれしいです)

 

 

1・あらすじ
2・法廷ミステリーの体裁をとった寓話
3・役所広司の素晴らしさ、俳優陣の演技

 

1・あらすじ

 

 殺人の前科をもつ三隅(役所広司)が解雇された工場の社長の殺害容疑で起訴される。死刑が確実なその弁護を担当する重盛(福山雅治)はなんとか無期懲役にしようと事件を洗いなおすが、その過程で被害者の妻・美津江(斉藤由貴)から依頼されたとする供述が三隅から飛び出す始末。動機も二転、三転し、さらに被害者の娘・咲江(広瀬すず)のおぞましい秘密が暴露され、事件の真相は〈藪の中〉の様相を呈していく。

三度目の殺人 : 映画評論・批評 - 映画.com

 

www.youtube.com

 

今改めてこのあらすじを読み、予告を見ると、うめーーーー!って思う。と同時に卑怯だぞ!とも思う。違う映画みたいな予告。法廷ミステリー、サスペンスだと僕も思っていたし。

三度目の殺人っていうタイトルだから、二度殺人を起こしている犯人が実はもうひとり殺していた!みたいな。

 

 

でも違いました。簡単に言うと寓話でした。

 

2・法廷ミステリーの体裁をとった寓話

 

まあこれは個人の解釈なので、それぞれいろんな捉え方があって良いと思うのですが僕はこう考えました。

 

まず一度目の殺人

 

これは物語上ではあまり語られませんでしたが、高利貸の人物を殺害していることが弁護士たちのセリフから分かります。30年服役しているのだから無期懲役の刑が執行されたと予想出来ます。この時点で三隅(役所広司)はヤバイ人物です(笑)。

 

二度目の殺人

 

この映画の大筋はこの殺人についてです。

三隅が務めていた工場の社長を殺害し、その後財布を盗んだ罪として強盗殺人の容疑。

 

強盗殺人を犯した二度目の殺人も、犯人は三隅で疑う余地はありません

 

この映画で重要となるのは、なぜ殺したか、ということ

 

この映画で度々出てくるセリフ。

「生まれて来ないほうが良い人間もいる。」

 

そして最後の重盛(福山雅治)が言ったこのセリフ。

「器...。」

 

この2つのセリフをキーワードとして個人的に解釈すると、三隅自身に意思は無いんだと思います。

三隅は裁きを実行する「器」であって、「生まれてこなければ良かった」と裁いたのは広瀬すず演じる杉江

杉江は工場の社長の娘であり、その実の父親から性的暴行を受けていた。そんなつらい状況を抱えた杉江を娘のように可愛がっていた三隅は、その気持を汲み取り犯行に及んだと考えます。

 

その中で、工場の社長の妻、美津江(斉藤由貴)が隠していた工場での食品偽装、メディアが勝手に作り出す三隅と美津江の不倫疑惑、それらがまた事件を混乱させていきます。

 

弁護士の重盛と娘のシーン

関連性は無さそうですが、こういう物語に無駄なシーンはありません。娘は「困った時助けてくれる?」って言いました。重盛はそれを約束したんです。

 

重盛は三隅に、娘と杉江を重ねているんじゃないか?と言いましたが、本当は重盛が自分の娘と杉江を重ねていたんじゃないかな?と思います。

 

後半、三隅が急に犯行を否定しだしますが、それは杉江が父親に性的暴行をされていた事を赤裸々に検事の前、法廷で話さなければなならない辛い未来が待っていることを悟り、自分が犯行を否定、死刑になることでそれを防いだ。杉江を守ったんです。

 

三隅の深い愛。普通の人間では推し量ることの出来ない愛

 

留置所の中で小鳥に餌をあげようとしたシーンがありますが、それは三隅が愛に飢えている、愛を与えたい人物である、という描写だと思います。

 

そしてそれを弁護士重盛は汲み取った。汲み取ったのと同時に、娘と重ねたと考えます。

 

「困った時助けてくれる?」

 

映画の表の筋書きでは急に三隅が犯行を否定し、それを弁護士として信じ、全力で擁護するかっこいい弁護士ですが、裏の筋書きで、重盛が三隅に語ったことは全て重盛自身の考えであり、三隅はその考え、意思に沿っただけ、というのがあると思います。

三隅の顔に重盛の顔が反射されて重なる演出があったのはそういう意図があると。

 

 

 

そうだとしたら、

 

三度目の殺人は、三隅の死刑、弁護士重盛による裁き。

 

そう考えることが出来ます。

 

ラストシーン

 

重盛は十字路の真ん中に立っていました。

十字は裁きを意味する。三隅が工場の社長を殺害したときも十字の焼け跡。重盛が裁きを行ったと裏付けるシーンだと思います。

 

そして十字路なのはどの方向にも進める。この事件を糧にして良い方向へ進むのか、それとも弁護士としての在り方を駄目にしてしまうのか。先はわからないよ、という演出かな、と、

 

決して重盛が三隅を殺そうなんて考えてはいないんです。ここが山田孝之主演の映画「凶悪」とは違うところ。軸で似ているところはありますが、この映画はもっと深いところに視点を置いています。

 

この物語の本質

 

人が人を裁くとはどういうことか。裁判員裁判、法廷の在り方、弁護士と容疑者の関係、そこらへんにメスを入れた、風刺を用いた物語。

 

僕が寓話だと言ったのは三隅がリアリティに欠ける人物だからです。

器である人間。人の心を汲み取りそれを実行できる人間なんて果たして本当に居るのか。だいたい人を殺す人間の心情なんて普通の人間からしたら分からないんです。

自分の意志がないからこそ、裁判官というモノに憧れを抱いていた。

そんな人物を用いて上述した風刺を描いた。とすれば、法廷ミステリーの体裁をとった寓話だと考えられます。

 

法廷シーン

 

真実とは何か。それを語る場であるはずの法廷シーン。

 

個人的に是枝監督が凄いなあと思ったのがこのシーンを茶番にしたことです。

 

杉江が法廷シーンのあと重盛に「誰も本当のことを言わない」と言いました。検事も弁護士も妻も杉江自身も、そして三隅も。真実が語られないまま三隅の死刑は確定します。

 

形式だけのそれは茶番でした。是枝監督が何を伝えたかったのか、静かな怒りを感じました。

 

社会のシステムで、効率よく三度目の殺人が行われてしまった、これだけは事実なんですよね...。

 

 

3・役所広司の素晴らしさ、俳優陣の演技

 

役所広司にああいう役をやらせれば右に出るものは居ないでしょう。いやー素晴らしかったです。表情の作り方、セリフの間、圧倒されました。この映画の三隅という人物が

難解で深いのは役所さんが演じたからだと思います。

 

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広瀬すずちゃん、というか杉江が階段で涙したシーン、泣いてしまいました。憂いを帯びた寂しげな表情。広瀬さんどんどん演技に深みが増しているというか、表情の作り方が凄いです。「怒り」に続いてまた性的暴行されててしんどい。

 

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福山雅治はやっぱかっこいよなあ〜、たまにあの顔面が邪魔するけど今作だとそれが感じなくて、とにかく渋かった。役所広司と毎回対峙する接見室でのシーンはスリリングで息を呑みました。

 

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他のキャストも妥協を許さない演技派揃いで素晴らしかったです。

 

 

 

 

この映画を観て何を思うか、何を考えるか、それを提示した是枝監督は何を思ってこの作品を作ったのか。映画と同様、真実は闇の中ですが、こうやって自分の中で解釈出来たことでより一層映画の深みが増しました。

 

素晴らしい映画なのは間違いないので、観てない人は観てほしいです。

 

 

おわり

 

 

 

雑に欅全国ツアーの感想を書く

 

「恐怖」

 

それに近い感情をまさかアイドルのライブで感じるとは。

 

だって血塗れになった少女が狂気の笑顔を見せながら不協和音という攻撃的な曲を踊るんですよ...。コワイよ...。

まずその前に撃たれてますからね。銃で撃たれたのにも関わらず立ち上がって....。キレキレダンス&「僕は嫌だ!!」

いや亜人かよ!!!ウォーキング・デッドかよ!!!スリラーかよ!!!

 

ご、ごめん....許して....とか思いながらサイリウム振っていたし、あの感情は自分でも分からない。コワイけど感動するし、見たくないけどずっと見たいし。日本が代表する叙情的な文学の分かりづらい感情の羅列、あの表現技法を使いたいと、ここまで思った事は無い。

鳥肌立ちっぱなし、鳥になってしまうかと思いました。(?)

 

だいたい不協和音前に平手さん、自分の棺で火葬みたいなモノしていましたからね。

炎に包まれながら歌ってましたからね。

前書いたブログで、

 

歌詞もかなり暗くこれライブでどんよりしそう、とは思いました。が、平手さんはまた自分の世界を作り見事に歌い上げるんだろうなあ、とも思いました。 この歌詞を最初に見た時、平手さんはどう思ったのか。どう歌おうと思ったのか。気になります...。

欅坂1stアルバム「真っ白なものは汚したくなる」が良曲揃いの名盤だった話 中編(2) - ミヤザキのひとりごと

 

こんなことを書いていたんだけど、これは制作、運営、さすがでしたね。平手さんを信じた上でダブルアンコール一曲目に持ってくる。もちろん詩の意味や世界観を意識した上でのそれ。セトリ的にはここしか持ってくる場所が無い。

 

その期待を背負った上で見事に歌い上げましたね...。

 

前から鬱的になるような、気持ちが沈む没入感ある音楽が好きだったりするんですが、ライブでここまで沈んだのは初めてかもしれません。自分の棺の歌詞見るだけで泣きそうになります。曲調がブルージーで良かった。シューゲイザー寄りのオルタナだったらトラウマになってた。

 

 

不協和音を終えて、何も言わずに公演は終了。

 

ロックバンドだってカッコつけて「ありがとう!!!!!」とか言いながらピック投げるのに。

 

無言の圧力。空気を壊さずに終了。

 

終わった後トイレ行ったけど見事に静か。

みんな一点を見つめて、「ヤバかったな...」みたいな会話。

 

始まる前、イキったオタクが猿みたいに吠えていたのに、人間に進化していた。欅が進化薬。洗脳かよ。

 

 

 

はい。欅坂46全国ツアー「真っ白なものは汚したくる」が無事全公演終わりました。

 

自分が行ったのは名古屋二日目と幕張二日目千秋楽。

 

見事にドラマ性に富んだ夏でしたね。

セルフドキュメンタリーかよって思うほど劇的でした。

 

 

 

欅共和国という最高のライブを経て始まった全国ツアー初日。

SNSや感想で見るのは「平手さんがやばい」の文字。

菅井さんのそれもマイクで拾っていたらしいし。

 

メンバーだけでなくスタッフ、ファンも心配する中、ついに名古屋初日は平手さんがライブを休むと言う事態に。

 

欅のセンターは平手しかいない。

 

自分も正直そう思っているし、平手さんのパフォーマンスが大好きだし、ファンのみならずメンバーもそう思っていた気がするんですよね。

 

名古屋初日、自分は見ていなかったから何も書かないけどいろんな思いが交錯しただろうなあ。

 

自分にとっては初めての全国ツアー、名古屋二日目。平手さんは出てくれたけどやっぱり色々思うところがあった。

欅共和国見て勝手にハードルを上げていたし、アルバム曲をやるっていう期待と楽しみが会場で昇華出来なかったのは事実。

感想たくさん書いて自分の中で整理つけるタイプなんですが、名古屋二日目に関しては何も書けなかったんですよね。批判するほどでも無いし、かといって全てが良かった訳でも無い。ユニットに関しては楽しめたけど平手さんの不調が他のメンバーに伝染しているように見えて。

 

オタクでも思いを解決していないのに欅坂はツアーを続けます。仙台、新潟。凱旋ライブにもなったり、平手さんの体調で一喜一憂するファン。支えたのは確実にひらがなけやき

これからのライブ、制作はひらがなに助けられることになると思います。場面展開はもちろん、会場の熱が上がるので確実に使いやすい。見事に運営の思惑通りに行った感。

 

いろんな思いが渦巻く中始まった幕張初日。ずみこ復帰は見ていないのに泣きました...。

冷夏だしもう向日葵枯れちゃうよ!!!.....待ってた!!!!と家で1人言いました(号泣)

 

ひらがなドラマも嬉しかったですね〜。

また閉じ込め系かよ、一発ギャグとかやらせたら許さねーからな!!!!!!と家で1人言いました(激昂)

 

わりかし良い感想しか無くてまた期待値を上げて幕張へ。悪い癖だなと思いつつもこれはしょうがない。欅坂だからしょうがない。いつも期待を良い意味で裏切ってくれるから。

 

 

はい。一行目に戻る

良い意味で裏切ってくれました。最高。

 

エキセン月スカ君さがカタミラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!っていう必殺技を受けて思わず「最高...」とつぶやきました。(ツイッターでは無いぞ、ツイッターはやるな

 

月スカで泣きました。ちゃんと確認は出来ていないけど、もんちゃん虹花がかっこよすぎた。もちろん平手さんも。

君をもう探さないは原曲からかなりイメージ変わった曲でパフォーマンスかっこいい。足の動き凄い(急に雑な感想)。

ダンスナンバーはもっとちゃんと見たいから映像をよこせ!!!!!!!!!

 

そしてやっぱりカタミラが好きなんですよ。サイマジョでハマりカタミラでライブ行くことを決意した自分にとってはダンス系の連打が一番有効打....(なんの話)

パフォーマンスも名古屋二日目と比べたら迫力が違いました。

 

AM1:27の小林さんの目、最高。もんちゃんと平手さんのパフォも最高、ダンスはちょっと専門外なので良く分からなかったけど(もっとバキバキを予想していた)演出が面白いしかっこいい。

 

バレエと少年はひたすら可愛い。あおいちゃんの表現力な〜〜〜!!!どうでもいいけど娘出来たらバレエ絶対習わしたい(??)セゾンでも目立っていたけど、あおいちゃんがここまでうわー凄いって思ったのは初めてで全ツ通して評価爆上がりの1人です(何様)。みいちゃんにあの格好させたスタイリストには個人的に感謝を申し上げたい。あとうえむーが天使ってことが証明されましたね(?)

 

はあ...。頭悪くなってきた...。ツイッターで文字書くみたいになってきた...。

 

少女には戻れない。主観ですがダントツで佐藤のしーちゃんが良かった。やっぱり娘出来たらバレエ習わしたい(????)芯がしっかりしている中でスレンダーな手足をいっぱいに使って表現してて、もう色っぽいのなんの、綺麗過ぎる。他の4人も最高でこのユニット、すぐに二曲目出してお願い。あと映像ください。

 

ここに無い足跡は原曲も好きだったので好きレヴェルが最高値超えた。りさの煽りが好き笑。りさはずっとパフォーマンス良かったですね。そんなに細かく見ていないし目立つパフォでは無いんだけど、見れば楽しそうだったり曲の世界観に則って表現してて評価爆上がり(だから何様)。

 

沈黙に関しては好きすぎて一回沈黙したい。(は?)グミが好きなクミちゃん最高。グミあげたいほんと。楽しいし聴けるし感動するし、まず曲が良過ぎる。語ろうと思えば一日語れるので沈黙します。

 

はい。夏の花は向日葵だけじゃない。はい。正直涙のせいであんまり見えてない。

 

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こんなに痩せてたっけと思いつつ、綺麗...。歌も、装いも、雰囲気も、容姿も、全てが綺麗だ...。そう思いなが汚い顔で泣きました。

ペンライトで会場が黄色に染まってて、幕張までいろんな思いがファンの中で渦巻いていたけど、ずみこがこの曲を歌った瞬間のまとまり方は凄かった。

Sunflowerだった...。太陽だった...。

無駄にサプライズ演出とかしないのも良かった。雑誌から徐々にファンに向けて復帰を知らせてくれるのも運営の優しさを感じた。ふう...。(泣きながらタイピングしてるけど...何文字書くんだよ...)

 

東京タワーはどこから見える?この曲、欅のライブで定番化して欲しい。全員にソロパートがあって全員が主役になる一曲。欅は全員選抜でセンターはずっと平手さんだけどみんなポテンシャルは高くて個性に溢れてる、振り付けに愛を感じるしかっこいい。ふーちゃんからもんちゃんへの流れ、神...。

 

誰跳べは本当にこの一言。楽しーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!踊ってるもん。頼むからそれは見ないで欲しいんだけど、踊ってるもん。MVの井口みたいに踊ってるよ(失礼、最近めっちゃうまくて感動してる)本当誰跳べは誰よりも跳んでる自信あるよ。体育2だったけど誰よりも跳んだからな!!!!!!!!!!!

 

てかさ、誰跳べ、セカアイ、計画、太陽、とかいう盛り上がり最高潮連打は死んじゃうよね...体力なくてあんまり覚えてない。楽しかったってことしか覚えてない。(タイピングする指も疲れてきた)

 

本編終了。

 

疲れ果ててるのにアンコール早いな...と思いつつ歓声をあげる。

 

サイレントマジョリティ。ずみこも居る。

原点にして頂点...。日々進化するこの曲...。最高。

 

2人セゾン、名曲過ぎる。平手さんのキレキレソロダンス。ゆいちゃんずでイヤホン外してる...。(あ、イアホンですね)

 

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映像をよこせ!!!円盤をよこせ!!!!ちゃんと見たい....。

 

MCで高本さん、泣きそうで泣いた。

 

で、菅井さんのMC。

私、全国ツアー中何度も自分が嫌いになりました。また綺麗事言ってると思われるかもしれないですけど、現実とそんな甘くなくて。でも私はそんな事には負けずに自分の理想を追いかけていきたいです。欅坂46の未来をここにいる皆さんと作り上げていきたい

 

欅のファンはみんな菅井さんが好きだしキャプで良かったって思ってるし、綺麗事だなんて思ってないのになあ、と思いつつこうやって自分から皮肉というか自虐を言う菅井さんの強さ、メンバーの気持ちも代弁しているようで、ああ...一生ついていこう...と思えるMCでした。

 

ふー終わった、最高。とか思っていたのも束の間、アンコール始まって、ああ千秋楽だしそうか...とか思った。

 

ダブルアンコール、自分の棺と不協和音。

 

平手さんが全部持ってった。いや悪い意味じゃなくて。

 

感動だった感情は恐怖に近いそれに変わってたし、静と動がしっかりした演劇かよ!とか思いつつ呆然。一行目に戻る。

 

「あんたは私の何を知る?」って言われいてるので何も言えませんが、最後の不協和音は欅共和国超えてた気がする。いや、各公演で比べるのもナンセンスな気がするんだけど、ねるちゃんの渾身の僕は嫌だ含め、最高のかっこよさだった。

 

幕張二日目最高でした。

 

 

で、ここまで読んでいる方はあんまり居ない気がするんだけど、ここからは戯言。って思ったんだけどあんまり考えはまとまってなくて公演終わって色々終わった後の殴り書きしたこのツイートがわりかし自分の考え。

 

 

 

 

まあ戯言なんで僕のことは嫌いになっても欅のことは嫌いにならないでくださ....

 

 

 

はい、ということで5000字近く意味のわからない言葉を書いてきましたが、欅坂が好きです。はい。

 

夏が終わりました。つら。

 

 

 

 

 

 

映画「亜人」が原作と違い過ぎてどうも期待できない

 

 

亜人」って知ってます?

 

簡単に言えば不死身のバケモンです。

 

そんなバケモンと人間が戦う様を描いた漫画。

 

亜人

 

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亜人』(あじん)は、桜井画門による日本漫画作品。『good!アフタヌーン』(講談社)にて、23号(2012年7月6日発売)から連載中。

単行本1巻までは「作画:桜井画門、原作者:三浦追儺」とされていたが2巻より桜井単独の名義となる。桜井は自身のブログで2巻(0~5話以降)からは全て自らが作っていると明かしているが原作者が半ばで降りたわけについては語っていない。

2015年に劇場3部作としてアニメ化され[1]、2015年から2016年までにかけ3部上映。2016年にはテレビアニメが分割2クールにて全26話放送。2017年には実写映画化予定[2]

 

亜人 (漫画) - Wikipediaより引用_ 

 

はい。最近引用を覚えてバンバン使っていますが、この漫画、とにかく面白いんですよ。

 

主人公、永井圭の根がクズだけど亜人という境遇を受け入れて少しずつ成長する姿や、同じく亜人でありながらテロリストで敵、佐藤のチートっぷり。

キャラクターがしっかりした中での亜人と人間社会の複雑な結びつきがリアリティに描かれたダークファンタジーヒューマンドラマ。

 

単行本も10巻までしか出ていないのでこれを機に読んでいない人は読んで欲しい。

 

kc.kodansha.co.jp

 

まあそんな大ヒットした漫画「亜人」もついに実写化。

 

よく言われるのが、漫画の実写化はクソっていう偏見。

 

それはあくまで偏見にしか過ぎなくて、観れば面白い作品もたくさんです。ただ、原作を弄り過ぎるのはどうなの??という感想を持ったのが、映画「亜人」です。

 

最近でも鋼の錬金術師が実写化で、原作ファンはみんな怒ってたけど個人的にはキャストは正しい気がしています。

金髪チビの主人公、エドワード・エレリック役に山田涼介くん。まあ確かに金髪チビだもんな。マスタング大佐役にディーン・フジオカ、うん、わかる。その他にもエンヴィー役に本郷奏多くんを持ってきたりと、面白いなあといった感想(まあストーリーは本編見ないと分からない)、でも亜人はキャストが「ん??」って感じなんですよ。

 

1、主人公がムキムキ過ぎる。

 

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主人公の永井圭くんは医者を目指すエリート学生。物事を合理的に考え、時には不要と判断した人間を切り捨てたりなど、冷酷で友達居なそうな性格。でも時には赤の他人を助け出したり、テロを防ごうとしたりする。

ちゃんとした彼の感情を表すシーンが少ないのもこの漫画の面白いところ。最新刊だと少しづつ感情を表情に現し始めています。2巻までくらいはこいつを読者は嫌います。

 

つまりぶん殴りたいキャラなんですよ。ガリガリのガリ勉野郎なんですよ。あ、最近の永井くんは人間味帯びてきて大好きです。

 

なのに映画版。

 

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ムッキムキ。男も惚れる肉体美。

 

いやそうじゃないだろ!!!!!

 

映画の永井くんは佐藤健。めちゃくちゃに戦闘強そう。

漫画だとその頭の良さとIBM亜人が出せる幽霊みたいなモンスター)の強さで戦ってるのに映画だとめちゃくちゃに人殴りそう。

 

ちなみにキャストは嬉しい。

 

佐藤健くんが実写やれば売れるし、演技力も確かなので最高。

ムッキムキなのは納得いってないけどな!!!

 

 

2、敵役が一番おかしい。

 

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渋過ぎるおっさん。

 

魅力的な敵がいる漫画はどれも面白いですが、その中でも亜人という漫画の敵、佐藤はチートです。強過ぎるんです。

どんな作戦立てても、主人公が頑張っても、最終的には佐藤が勝ちます。

 

漫画だと、無敵の佐藤をどうやって倒すのかが楽しみなところ。

 

 

なのに、エンディングを作らないといけない映画だと、倒される可能性があるんです。

 

漫画より先にエンディングを迎えるのは実写でよくあることですが、一番叩かれる部分でもあります。

亜人も内容が全然進んでいませんし、正直佐藤の力が100だとしたら主人公側はまだ半分にも満たしていません。

 

なのに映画で佐藤が負けたとしたら.......。想像するのもコワイ....。

 

そしてキャスティングが謎。

 

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まさかの綾野剛

 

いや渋いおっさんがやるから良いんだよ....。

このキャスティングは純粋に許せません。綾野剛は好きですし、演技派なので彼が演じる佐藤も面白いとは思いますがやっぱり違うよね。

 

個人的には國村隼にやって欲しかった。

 

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渋くてぴったりな気がするけどキレキレなアクション求められると若い方が良いのかなとも思ったり。

外国人俳優はおっさんでもキレキレアクションするけど、日本人俳優はなかなかやらないし出来る人も限られるのが邦画の限界を感じる。

 

 

3、一番納得したキャストがこの人。

 

この物語で重要なのが亜人というバケモノであるのは変わりないけど、それに関わる人間もかなり重要です。

一番キーとなるキャラクターがこいつ。

 

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腐女子人気高そうな顔をしたイケメンエリート。戸崎さん。

 

亜人管理委員会といった政府の管理職。合理的な性格で主人公と若干考え方が似てる。

 

物語の中でもかなりキーポジションなんだけど、キャスティングはこの方。

 

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玉山鉄二

 

最高。分かる。冷酷なエリート役演って欲しい。分かる。

 

一番腑に落ちるキャスティング。でした、これに感じては原作ファンも納得したと思います。

 

 

4、他のキャスティングも濃くて面白い。

 

戸崎のボディーガードでなんだかんだ物語にかなり関わってくるキャラクター下村泉役に川栄李奈

 

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まあこれもわりかし納得。アクション多めなので大変そう。最近川栄さんの演技よく見るな〜〜。

 

そして敵の佐藤の右腕、田中役に城田優

 

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いやイケメン過ぎだろ!!!!

 

原作これだぞ!!

 

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うん、まあ集客考えたらイケメンを揃えるよね。田中くんは言動とかはイケメンだし。アリだと思う。

 

佐藤側の参謀的ポジションでハッカー奥山はこの方。

 

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千葉雄大

 

いやイケメン過ぎだろ!!!!!

 

そんなにイケメン集める??原作デブのオタクだよ??

 

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奥山もまさかイケメンとは...。敵の集団がイケメン過ぎる。イケメン過ぎるテロリストたちでメディア載るよ。

イケメン過ぎてなんか弱そうなんですよね。奥山もチートキャラみたいなものなので本当に機械強そうな俳優がやって欲しかった。

 

まとめ。

 

はい。主要キャストはこの辺。

漫画だと主人公の親友がかなりキーキャラクターだと思うんだけど映画だと居ないのかな??

 

ストーリーが原作読んでいるのに全く読めないのでそこらへんがちょっと楽しみ。

この映画の一つの楽しみ方としては、設定とキャラを借りた別物の亜人だと思って観たら面白いんじゃないかな〜と。そんな風に思っています。

 

タイトルに期待できないって書いたけどちゃんと映画館で見るよ。観てからストーリーに関しての感想は書いていきたいです。

 

www.youtube.com

 

 

 

【アルバムレビュー】OKAMOTO'Sの7th Album「NO MORE MUSIC」がめちゃくちゃ最高だった(後編)

 

 

はい。続編です。

前編と同じく気になった曲について色々書いていきます。

 

前編はこちら。

komakomakamn.hatenadiary.com

 

06. NO MORE MUSIC

 

まずは聴こう。

 

www.youtube.com

 

はい。最高ですね。

 

最近MVが公開された曲。

このMV観た後、ちょっと泣きましたね...。涙腺がぶっ壊れているので...。

(涙腺がぶっ壊れている - ミヤザキのひとりごと)

 

NO MORE MUSIC。直訳すると「もう音楽はいらない」

古い音楽が好きな彼らがその名前をつけて新曲を発表。これは自分に向けての皮肉だし、それをアルバムのタイトルにするんだから凄い。

でもこの曲から滲み出る「音楽はもう要らないとさえ思える、それでも俺らは曲を書き続けるんだ」みたいな逆説的な思いを感じました。

 

曲調はこのアルバムの中でも1位2位を争うほどポップですね。邦楽らしい音楽。でも流行りのロックシーンの曲調とは反対の位置にいる曲。それを作るのがやっぱりOKAMOTO'S。

キャッチーなフレーズとわかりやすいメロディにクラップとか入れて、ライブで盛り上がりやすい曲に仕上がってます。

 

この曲がロックな感じで暗かったら救いはありません。誰も俺たちの曲を聴いてないと歌うこの曲がそうだったらただの鬱ソング(英詞だから日本人は訳も分からず聴くんだろうけど)、もちろん爽やか過ぎるからこその狂気は感じます。

でもこういった、真摯に音楽と向き合ったで踊ったり、騒いだり出来るのは素敵な事なんじゃないかなあ、と思います。

 

とにかくこの曲、歌メロが良過ぎるんですよね。

Everybody what’re you listening to now?
Everybody tell me some good music (Everybody tell la la lies)
Anybody see any good music
Anybody tell me some good music (Everybody tell la la lies)

 

英語分からなくても口ずさめるような語感の気持ち良さ。英詞での韻の踏み方はやっぱりNY生まれだから簡単に出来るんだろうな...。

 

この曲で話題になりがちなのがこの詩。

Everybody no pay for music

(みんな音楽に金を払うことをやめちまった)

もちろんこの詩も刺さるんだけど、僕的にはボブディランが言った言葉。

Noting the music industry's complaints that illegal downloading means people are getting their music for free, he said, "Well, why not? It ain't worth nothing anyway."

簡単に和訳すると音楽にはなんの価値も無いんだから、違法ダウンロードはいいじゃないか」みたいな。

もちろん違法ダウンロードは違法です(笑)。でもこの言葉の真意って、録音に関しての皮肉なんですよね。録音したものなんかに音楽の本当の良さは分からない。生の音楽こそ至上だ。みたいな意味が込められてるんです

 

実際この曲もそう歌いながら動画サイトに一曲丸ごと流してるし。

 

だからこの曲で本当に大事な部分ってこの詩だと思います。

Nobody’s praying for good music

(誰もいい音楽に祈らなくなっちまった)

祈る、の部分は個人的解釈だと思いますがこの曲の大事な詩だと思う。

 

この詩、終始ショウの被害妄想みたいな、みんな音楽聴いてるけど、俺の曲じゃねえんだろ?みたいなのが続くんだけど、それがOKAMOTO'Sの良さなんですよ。

前編でも書いたけど、OKAMOTO'Sの書く言葉、ショウの書く詩って文学的でもなんでもない飾らない言葉なんです。伝えたいけど伝わらない、もどかしい感情の羅列。

 

誰か俺に良い音楽を教えてくれと叫ぶこの曲。

 

少なからず音楽が好きな人は刺さると思います。

 

なんで音楽を聴くのか、なんで音楽で感情が動くのか。めちゃくちゃに考えさせられる一曲。

そんな曲を生で聴いて体を揺らしながら笑顔になれたらそれがもう答えだと思う。

 

自分の中で人生に残る一曲になる気がする。

 

 

07. WENDY

 

ギターのコウキがメインボーカルを務め、編曲にLOVE PSYCHEDELICO堂島孝平を迎えた一曲。

この曲でアルバムの二部が始まったという感じがしますね。

堂島さんはTHE BAWDIESのプロデューサーを努めることでも有名なすごい人ですが、この曲、完成度がすごく高いです。

 

アルバムの中でも異彩を放ってて山下達郎楽曲のような、実に邦楽らしいメロディとゴージャスな編曲、ギターのカッティングも心地よくて爽やか。歌メロのキャッチーさ。すぐに口ずさんでしまいたくなるような。稚拙な表現だとめっちゃおしゃれ。NO MORE MUSICかの流れも素晴らしい。

 

 

08. 時差

 

はい。最高です。(こればっかだな)

 

なんかの主題歌だった気がするんですけど(適当にググって)とりあえずめっちゃかっこいいです。

 

全編日本語詩。ブルース調です。この曲もOKAMOTO'Sの新しい形かな、と思います。

イントロのピアニカがとても印象的。叙情的なメロディなんだけど力強いベースラインがうまく合わさっていてかっこいい。

日本の80年代の音楽も混ざりつつ根底にあるロックンロールがうまくフュージョンしていて素晴らしいです。

 

 

09. SAVE ME

 

かと思いきや急なメロコアサウンド、ハードロックに近いオルタナロック

ジャンルレスなバンドになりつつありますね...。アルバム曲、今まで横ノリ音楽でしたがこの曲だけは縦乗りです。

OKAMOTO'Sがこういう曲を今更作ったのは意外でしたが、これも彼らの今のロックシーにおける挑戦な気がします。

俺らならもっとすげーの作れるぞ、みたいな。まあ実際そんな深い意味は無いと思います。(笑)

 

どうでも良いけどSAVE MEって直訳すると「助けて(不幸などに対する時)」になるけど本当に困った時は「HELP!!」ってなるからこういう文字を訳するときに難しさを感じる。

イントネーションだったりその時の状況、リアクションで意味が変わるから日本語の小説とかたくさん読んでる人が一から英語勉強するのってめちゃくちゃ大変なのでは??

 

脱線してしまった。

 

 

10. Star Light

 

ファンクな一曲。

散々皮肉という言葉を使ってるけど、僕は皮肉な表現が大好きなんです。

風刺画とかも大好きですが、どちらかというと皮肉な表現が好き。風刺はユーモラスで嘲笑的に表現していますが、皮肉は意地悪くてかっこ悪いんですよね。僕は性格がアレなので後者が大好き。

 

この曲は綺麗なサウンド、体が自然に揺れるようなリズムなんですが歌詞が皮肉だな、と思っています。(個人で受け取り方は違うと思いますが)

 

例えばこの歌詞。

真夜中のラジオを 聴けばかかる流行り廃りのポップソング
いつも僕らを置き去りにする

まあこの歌詞はモロに、ですが。(笑)

OKAMOTO'Sがこのアルバムで伝えたいことって、「良い音楽は流行ってるものだけじゃ無いよ、もっとたくさんあるんだよ、できれば俺たちの音楽も聴いてくれ。」みたいなものだと自分の中では思っていて。

というのもアルバムの終わりがこの曲というのが前述した考えに対して腑に落ちたんですよね。

照らしてほしいんだ どこか冷めたままで通り過ぎる名も無い星でも
君も同じように見えるの?
照らしてほしいんだ なんか寂しすぎて耐えられない長い夜には
どこまでも続いてく Star Light

綺麗すぎるこの詩も、照らして欲しい、って多分書いた自分たちのことなんじゃ無いかって。OKAMOTO'Sのことを照らして欲しいんじゃ無いかなって思うんです。

一曲目からの一貫したテーマがあるとしたらそこなんです。

そして最後の詩。

みんなどこに行ったんだろう?
みんなどこにいたんだろう?

そう考えるとめちゃくちゃ切ない詩、なんですよね。

 

 

このインタビューが面白くて。

ハマ「そうですね。そろそろ踏み台にされないバンドになろうと。ヤードバーズにならないように(笑)」

——確かにOKAMOTO’Sはロックミュージックの存在意義を問いかけてきたバンドですけど、踏み台にされてる意識ってありますか?

ハマ「ここ数年、結構追っかけられている感じはします。僕らが前から言ってきたことを、最近みんなが言うようになっていたり。言ってる張本人だからこそわかる感じはすごくあります。だから早くその先に行かないとなと思っています」

 

OKAMOTO’S インタビュー——『NO MORE MUSIC』に見るリアルなエモーション | USENの音楽情報サイト「encore」 | スマホで音楽を聴く | USEN音楽放送 | スマホアプリ | スマホでUSEN

 

いやインタビュアー辛辣過ぎ(笑)と思いつつその通りだな、と思います。

 

 

 

売れる音楽、流行る音楽、聴かれる音楽。

音楽にもたくさんの種類があるけど、このアルバムを聴いて思ったのは、バンドって大変だな(笑)です。

それは決して皮肉ではなくて。売れたいけど自分の音楽は殺したくない、みたいな葛藤を描いたアルバムを聴いたからそう思ったんです。

その葛藤がめちゃくちゃ良い方向に進んだ一枚がこのアルバム。

 

NO MORE MUSIC

 

もう音楽はいらないと銘打った一枚。それを聴くとOKAMOTO'Sの未来が楽しみになります。

 

 

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【アルバムレビュー】OKAMOTO'Sの7th Album「NO MORE MUSIC」がめちゃくちゃ最高だった(前編)

 

 

OKAMOTO'Sのかっこよさ

 

音楽好きな人は適当にこう言います。

 

OKAMOTO'Sはすごい。

 

ほう、じゃあどこが凄いんだ?凄いハズなのに広い会場でライブやってなくない?何が凄いの?ジャンルは?ねえ答えて。

 

結局OKAMOTO'Sってどこがかっこいいの?

 

この疑問、みんな抱いてると思うんですよ。

若くして他のバンドを余裕で抜き去るほどの音楽センスと技術を持っていながら何かが足りていないような。

それはプロモーション不足なのか、会社と上手くいってないのか、邦楽のシーンにあっていないのか。

そんな器用貧乏なOKAMOTO'Sが作り上げた7枚目のアルバム。

 

「NO MORE MUSIC」

 

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間違いなくOKAMOTO'Sの最高傑作だと思います。

(もうこのアルバム発売して20日くらい経ったよ...。なかなか書けなかった...)

 

今までの楽曲ももちろん素晴らしいです。かっこいいです。

でもどこか第三者視点だった気がするんです。OKAMOTO'Sの音楽的ルーツは60〜70年代のロックンロールだと思いますが、その音楽を目指し過ぎているような。正直古い音楽が好きな人はそれを聴き続けるし、新しい音楽が好きな人はそれを聴き続けます。

そんなOKAMOTO'Sを誰が聴くのか。そうです。音楽通ぶる人です。

 

音楽通ぶった人は言います。

 

「最近出て来た若手でさ〜かっけえバンドいるのよ、OKAMOTO'S。まじぱねえ!!なんて言うかさあ...60年代のロック?...わかるかな〜〜〜〜まあとりあえず聴いてみ?そう、これが横ノリ...まじロック、バリヤバめ、神!」

 

ラジオの時のアルコ&ピース、酒井さん風に言いましたが(わかる人居るのか)そいつはさらにこれを付け足します。

 

「しかもベースのやつ、ダウンタウンの息子なんだぜ?まじ卍〜〜〜」

 

はい。音楽のこと全然喋ってません。(だいたい喋ってる奴は通なのか問題は無視します)

まあ要するにOKAMOTO'Sってメディアとか音楽雑誌で天才みたいなくくりで紹介されるけどそうじゃないんです。

 

ただの音楽好きが集まったバンドなんです。

 

その4人が今まで作ってきた曲は、好きな音楽をひたすらリスペクトしたものでした。

それが今作「NO MORE MUSIC」では、26歳という若者たちがそのフィーリングと「OKAMOTO'Sらしさ」を全開に楽曲へと反映させています。音楽が好きということを単純に曲にしていて、それが伝わるのはとても素敵なこと。

それはこのアルバムのタイトルにも思いが込められています。

 

 今回のアルバム、やっぱりロックファンクの一つの答え、アメリカの殿堂入りしたバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの影響が濃いと思いました。

 

とまあゴチャゴチャ書いたけど、とりあえず気になった曲についてのアレソレを書いていく。

 

01. 90’S TOKYO BOYS

 

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はい、めちゃくちゃかっこいいですね。

 

ハマ「ヒロシさんがこの曲をそういう具合だと思っているのはよくわかります。僕らもこの曲だけは唯一、世に出すにあたってそういうことを考えているかもしれない。商業的に作ってやろうという意気込みで作ったわけではないですが、むしろ自分達の中では自然とやってしまった感じで。タイトル含め、こういう風に受けていくだろうなと一番予想できる曲です」

NO MORE MUSIC Issue : 90’S TOKYO BOYS feat. Hiroshi Fujiwaraneol.jp Page 3 | neol.jp - Part 3

 

本人たちは商業的に作ったと公言していますが、そうう感じさせていないです。それは邦楽ロックシーンでまだこういう曲が浸透していないからです。

ずっとこういう路線を切り開いて来たのはOKAMOTO'Sで、最近だとsuchmosとかYogge New Waves(どちらもCDショップ大賞ノミネート...)とかもこういう横ノリ音楽を作ってブレイクしました。

でもOKAMOTO'Sがそれと違うのは根底にある音楽の違いです。彼らはダサい音楽が好きなんですよ。

 

この曲もすごくかっこいいけど歌詞は女々しさを感じるダサい歌詞。

朝からワイン 気だるさで 

あなたとキッス 酔っ払った
味のする dance in the morning in the morning
目が覚めないまま sweet sweet dream

  女々しさを感じるところだけ英語にしていますね(笑)

 

曲調はファンクな一曲。ブラックユーモアな世界観でOKAMOTO'Sならではのノスタルジーな雰囲気を作り出しています。

こういう曲はリズム隊の圧倒的演奏力が光りますね...。

 

アルバムのリード曲だし、タイトルもまさしくOKAMOTO'Sと言ったらこれ!みたいな曲を作りたかったのが伺えますが見事に成功している気がします。

 

一曲目にこれ聞いちゃったら全曲聞いてしまう...(笑)

 

02. BEDROOM

 

R&B調のリズムにディストーション効かせたオカモトコウキのギターがすごくかっこいい。サビはショウのファルセット。自然と体が揺れてしまうような曲。

 

眠れないのいつからだっけ? 昔は1人で寝てたのに
You only call me when you’re drunk
Waiting in my Bedroom
泣きそうだずっと 暗い夜だけの相棒なんて
That’s too cruel for me yeah (wow)
Bedroomだけの恋だなんて
I wanna live with you more(wow)

歌詞は相変わらず女々しいですが、英語を含ませることでなんとなくそれを消してますね〜。うまいな...。

 

03. BROTHER

 

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このアルバムの一つ目の盛り上がりの場所ですね〜。

 

めちゃくちゃに最高!!

 

ファンクなロックンロールを根底に入れつつ、OKAMOTO'Sの新しい形を作った一曲だと思います。

この前の二曲はギターベースドラムで構成されていましたが、この曲でサックスなどのストリングスも入り、コーラスもすごいいろんなチャンネルで装飾しています。

 

最後のアウトロ前のBメロが最高すぎる。これぞブラックミュージック。ブルースだったりソウルの一面を持つこの曲、本当に楽しい。

 

Oh Brother! Where are you? I hope you’re doing fine
We’re not young like we were but not old enough to quite
Oh Brother! How’s your life? I know there’s still so many
Stupid things around just like we used to talk on phone all night
Oh Brother! I want to sing like I talk to you
I’m trying to find the right word but
歌にならない!

この歌詞が好き。

Oh Brother! I want to sing like I talk to you
I’m trying to find the right word but

勝手に和訳すると「ブラザー、君と話すように歌いたいんだ、正しい言葉を探そうとしてるけど...歌にならない!」

的な感じ...。

 OKAMOTO'Sが抱えるもどかしさとかショウのありのままの言葉が英詞に書いてあって好き。

 

04. NEKO

 

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いや最高かよ!!!!!!!

 

と言ってもアルバムのこの曲には呂布とMUDは参加していません。

正直いうと前述したお二人が参加している方が好きです。(笑)

 

OKAMOTO'Sの曲ってラップとかなり親和性が深いんですよね。サチモスとかのシティーポップもそう。そして最近のヒップホップブームもあってこういう曲が出来上がったのは必然かな、と思います。

めちゃくちゃに完成度高いです。

 

単純に聞いてて「気持ちが良い」音楽。

 

特にリズム隊が本当に..。

ハマオカモトの知名度はすごいですし星野源とかのベースとして参加もしているベーシストなんですけど、この曲のハマのベースはすごいです...。単純なフレーズが続きますが(ヒップホップはだいたいそう)そのフレーズが難しいですしサビの主張しすぎない目立つベースがかっこ良すぎます。レイジのドラムも安定感抜群ですし、スネアの音がよいです。

 

 

 

 

はい、いっぱい書きすぎたので後編と分けます。

 

後編はアルバムのタイトルでもある「NO MORE MUSIC」っていう最高の曲もあるよ!!!

 

 

 

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続く。

 

欅坂1stアルバム「真っ白なものは汚したくなる」が良曲揃いの名盤だった話 後編(3)

 

 

やっとラストです...。

一曲ずつ書くのって大変ですね 〜、特にアイドル楽曲はジャンルも色々だし完成度がかなり高いので普段聴いている楽曲より書くのが難しかったです。その分楽しさもありましたが。

 

 

前回の。

komakomakamn.hatenadiary.com

 

 

ということでTYPE-B、DISC2、8曲目。

 

 

永遠の白線

 

ひらがなけやきの楽曲。誰跳べと比べるとだいぶ上品なアレンジ。

ド頭から印象的なサビ。このサビ曲中に4回あるので一回聞いただけでも頭に残ると思います。(笑)

基本的なメロディはストリングスとピアノ、そして終始鳴っているエレキギターとアコギ。王道Jポップで使われている楽器陣。ギターのカッティングがサビ中、Rで鳴っているんですがめっちゃかっこいいですね〜。サビ終わりのこの曲のリフもギターです。

Aメロ、アコギバッキング中心に展開。

Bメロ、で、デターーー 

 

PPPH

ぱんぱぱんひゅー
 

女性アイドルコンサートにおける観客のパフォーマンス(ヲタ芸)の一種。

「ぱんぱぱんひゅー」の略称。

アイドルポップスに多いBメロの「タンタタン」のリズムに合わせクラップ(手拍子)をした後、奇声をあげながら右手を上に挙げて垂直飛びをする行為のこと。

 

奇声をあげながら、で笑ってしまうけど、まあこのリズムは昭和歌謡から受け継がれているもの。ありがちで分かりやすい。ロックバンドがこれやりだすとクソダサいって言われる。(ごめんKEYTALK、良い意味だから

実に邦楽らしいダサさなんだけどアイドル楽曲には欠かせない。このリズムで盛り上げてからのまたサビ。それを繰り返し展開していく楽曲。

でもやっぱり印象的なのがサビの歌メロ。覚えやすいメロディがすごく心地良い。だけどコード進行は普段あまり使われないものです。

 

サビのコード進行は4321進行、全音下降、サブドミナント→トニックを繰り返す単純なコードに近いけど、解決に行くコードこの曲のKeyでもあるF#に落ちる前、ドミナントであるC#を挟むことで解決した時の音がより印象的に着地するようになってる(めっちゃ早口)

 

まあ要するにリズムは前述した通り王道かつアイドルソング的なんだけど、コード進行は普段使われない珍しいものを使っていて、頭に残るように作られてる、ってこと。

4321進行って普通は曲の終わりとかに使われているもの。この曲聴いた時、最初から結末感を感じた人もいると思いますがそれはこのコード進行だから。

 

説明が難しいから次行こ。(放棄)

 

 

バレエと少年

 

156の楽曲、可愛い感あるけどめちゃくちゃロックな一曲。(音はね。詩は可愛い)

完全にUKロック、ブリティッシュロック、後期ビートルズぽさもありつつ70年代のQUEENぽさもある。というかブライアンメイのギター少なくしてストリングス足した感が腑に落ちる。

 

作曲誰〜〜〜って思ったら渋谷川中村奏輔さん...。一行だけのエアメール書いといてこういう曲も書けんのかよ...。大好きだよ中村さん...っていう気持ち。

(アイドルにハマってわかったけど、こういう風にジャンル問わず作曲してらっしゃる方々の引き出しの多さには本当にびっくりする。)

 

しょっぱなBメロから始まります。(この言い方、音楽的には間違っていますがわかりやすいようにサビ前の『隣に住んでた〜』はBメロにします)

オーバードライブ効かせたギターとピアノ、ストリングスで展開、サビへ。裏でギターピロピロ鳴ってますね〜、そして終始スネアの音が目立ちます。Aメロはピアノをスタッカートに。途中からベースが入りますが、このベースがすごくかっこいい。

間奏、ピアノとストリングスを刻みながらギターソロ。

二番のBメロ、一番ではギターの音から入っていたのに、二番からストリングスが主役になります。これがかなり面白くてこの曲のミュージカル調、というかドラマ性が感じ取れます。

Cメロ、ギター一本は歪み効かせてブリッジミュート。ヘビーロック感。

ラスサビ、拍子変わります。今までスタッカートで刻んでた音を全てリバーブ深めで空間を作ります。

最後の音、みんな!覚えてるかな??そうsus4コード、この曲の一番最後の方でしっかり使われています。一回音を浮かせて着地させてます。

 

完成度高い曲ですね〜〜個人的にかなり好きな曲です。

 

前述したビートルズはこの曲が雰囲気似てるかな〜という印象。

 

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(イヤホンとかで聞いてね。ドラム左に全振りだから)

 

最近のアーティストだとビッケブランカがそれっぽい。この曲本当にそれっぽいから聞いて笑

 

www.youtube.com

 

 

はい!ということでアルバムの新曲を個人的主観で書いてきましたがやっと終わりました。楽しさもありつつ苦行みたいでした...。

でも反省点があるとするなら、その時の気分で圧倒的に文字数が違うことです笑。いやもっと語ることあるだろ!!みたいなのも今読み返せばたくさん...。

 

まあこれ以上は苦行なんでやめます。また欅の新曲が良かったら書いていきたいと思います!!!!!

 

 

終わり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

粉雪と小林って語呂感似てる

 

 

寝れなくて暇だったので、頭の中で「粉雪」を歌っていたんですね。レミオロメンの。真夏に。2005年の曲を。

 

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うわーカラオケで歌いたいなあとか思いながら欅坂46推しである小林由依さんの画像を見ていたんです。

そこでふと思いました。

 

粉雪と小林ってなんか語呂感似てるな...と。

 

なので粉雪の部分を小林に変えてちょっと歌ってみるか...と思い脳内でやってみることに。

 

小林 舞う季節は いつもすれ違い

人混みに紛れても 同じ空 見てるのに

風に吹かれて 似たように凍えるのに

 

「舞う」がアイドルのパフォーマンスだとしたらこれ、アイドルとファンの関係性をしっかり表してる詩だ....!

いつもすれ違い、同じ空見てるのに、似たように凍えるのに!!切ねえ!!!!!

 

僕は君の全てなど知ってはいないだろう

それでも一億人から君を見つけたよ

根拠はないけど本気で思ってるんだ

 

いやちょっと待って。替え歌しなくても切ない。僕は君の全てなんて知るすべは無い。それでも一億人から、「君」を見つけたんだよな...。

 

些細な言い合いもなくて ララライ ララライ

同じ時間を生きてなどいけない

素直になれないなら 喜びも悲しみも虚しいだけ

 

同じ時間を生きれるワケがない...、確かに素直にならないと握手会で事故ってしまう...!それじゃあ喜びも悲しみも虚しいだけだ!!!!!うわーー!

 

 

こばぁぁぁぁぁやしぃぃぃぃーーーーねえ!!!!!

こっこーろまーでしーろく!そぉーめらーれたぁーーならっ!!!あっ嗚呼ーアア!!

 

 

 

白く染められたらってこれ、欅のアルバム、真っ白なものは汚したくなるの伏線?

 

そして二番のこの歌詞。

 

分かり合いたいなんて 上辺を撫でていたのは僕の方

君のかじかんだ手も 握りしめることだけで繋がってたのに

 

これ握手会の詩じゃん。冬の現場ですか?待ってこの曲本格的にドルオタの曲なんじゃ...。

 

小林 由依 永遠を前にあまりに脆く

ざらつくアスファルトの上シミになってゆくよ

 

粉雪 ねえ 時に頼りなく心は揺れる

それでも僕は君のこと守り続けたい

 

心は揺れる...、確かにたまに推しブレしてしまう...。それでも、それでもッ!!

 

小林 ねえ 心まで白く染められたなら

二人の孤独を包んで空にかえすから

 

 

 

...........。

 

最後ちょっと合わないな...。

 

オタクは孤独だけど、ゆいぽんには欅坂という最高の仲間が居るから孤独じゃないんだよ。

いや待てよ?

まさか初期のひとりぼっちキャラということを詩に入れてきたのか!?

 

だとしたら...。

 

 

 

この曲はアイドルとそのファンの心情をしっかり汲み取った名曲だ...!きっとそうだ!!!

 

 

 

 

 

はあ...。こんなこと考えてる自分、心真っ黒だな...。原曲聴いて心まで白く染めましょう。

 

 

(は?)